レアメタルの現状
中国によるレアメタル供給網の掌握の手口。
- 環境や人権に配慮しない自国による大量生産 + 供給コストを最低限にし、他国の撤退を狙う。
- シェア率がほぼ100%になったところで価格を最大限上げる。
- 他国はすでに撤退済であるため、中国に頼ることを避けられない。
- 自国で再生産するためには数十年必要。
- レアメタル産業を中国に集約することにより、生産技術も獲得可能。
どうする?
レアアースを使わないテレビ
研究者らはレアアースの代わりに、それほど稀少ではなく、より安価な材料を使い、臭化マンガンをベンジルトリフェニルホスホニウムブロミドと合わせて粉砕した。それからアセトニトリルを溶媒として分解すると、OLEDデバイスの製造に使えるMnBzの単結晶ができたという。
研究者らによると、この新しいOLEDは従来の有機ELと同程度の品質だけでなく、高い効率と電源投入時の低い電圧を実現する。したがって、初期費用が少なくなる上に、有機EL所有の長期的費用の低減につながる可能性もある。
参考文献
- レアメタルの地政学、ギヨームピトロン
- レアアースを使わない新たな有機EL製造法—テレビの低価格化につながるか